高耐久構造

High durability structure

住宅情報館では、日本独自の気候や風土によって培われた技術を継承し伝統的な工法と進化した素材とを融合させ、災害に強い「高耐久構造」の家づくりに取り組んでいます。
柱・梁・壁・基礎にいたるすべての部材や工法を独自の実大三次元耐震実験で検証細部から家全体にわたる構造、部材の強度を検証・証明することによりお客様が 安心して住まうことのできる「高耐久構造」の家づくりを実現しています。

実大三次元耐震実験

高倍率耐力壁を設置した建物(試験体A)と
一般的な建物(試験体B)との耐震性能の違いを比較。

スーパーパネルの強さを実証「実大三次元耐震実験」住宅情報館 2017

高倍率耐力壁搭載棟
最大62%揺れ幅縮小

実験の結果、全ての地震波において高倍率耐力壁を使用している建物の変位が小さくなっており、巨大地震に有効だということが実証されました。

試験体A スーパーパネルを使用した大開口プラン
試験体B 一般的な耐震性能の大開口プラン

合計6回の震度7強の加振にも耐えました

  1. 1回目:熊本地震本震100%の加振
  2. 2回目:新潟県中越地震100%の加振
  3. 3回目:兵庫県南部地震(鷹取)100%の加振
  4. 4回目:東北地方太平洋沖地震100%の加振
  5. 5回目:兵庫県南部地震(神戸)150%の加振
  6. 6回目:兵庫県南部地震(神戸)200%の加振
地震による変位(揺れ)の比較
地震名 試験体Aの変位(揺れ) 試験体Bの変位(揺れ) 変位比較の結果
熊本地震本震(震度7) 試験体Aの変位:15mm 試験体Bの変位:40mm 変位比較の結果:A棟の方が62%揺れが小さい
新潟県中越地震 (震度7) 試験体Aの変位:16mm 試験体Bの変位:37mm 変位比較の結果:A棟の方が56%揺れが小さい
兵庫県南部地震(鷹取波)(震度7) 試験体Aの変位:19mm 試験体Bの変位:50mm 変位比較の結果:A棟の方が62%揺れが小さい
東北地方太平洋沖地震(震度7) 試験体Aの変位:66mm 試験体Bの変位:87mm 変位比較の結果:A棟の方が24%揺れが小さい
兵庫県南部地震150%(神戸波)(震度7以上) 試験体Aの変位:73mm 試験体Bの変位:109mm 変位比較の結果:A棟の方が33%揺れが小さい
兵庫県南部地震200%(神戸波)(震度7以上) 試験体Aの変位:141mm 試験体Bの変位:倒壊の危険あり 変位比較の結果:B棟は倒壊の危険があるため実験中止

SLAB SYSTEM

スラブシステム基礎

一般的な基礎との比較

一般的な布基礎に比べて、耐震性が高いベタ基礎を採用。地震の激しい縦・横揺れにも持ちこたえる耐震構造です。また、湿気が建物に伝わりにくくなり、木材の腐食等にも効果的です。

スラブシステム基礎

一般的な基礎

※建物の形状及びプランにより配筋及び、形状が変更になる場合があります。

FRAMING MONOCOQUE

フレーミングモノコック工法

二つの構造の長所を合わせた構造体

フレーミングモノコック工法は、木造軸組に耐力面材を張り面構造とし、剛床により水平構面の剛性を高めたものです。木造軸組工法の特性と、建物にかかる力を壁全体で支える面構造の融合により、高い耐震性能を発揮します。

フレーミングモノコック工法

国土交通大臣認定壁倍率2.9倍の構造用耐力面材

novopan STPⅡは、国土交通大臣認定を取得した9mm厚パーティクルボードの構造用耐力面材です。パーティクルボードは耐力面材に求められる、せん断性能が優れています。そのため、novopan STPⅡは木造軸組工法で2.9倍という高い壁倍率を取得。
パーティクルボードの特性を活かすことで、地震や台風に強い家をつくることができます。

構造体と構造用合板が強力に一体化した剛床工法

地震の横揺れの力を壁に伝える役割を担っているのが水平構面(床)です。2階の床剛性が低いと建物全体に力を分散することが出来ず耐震性能が低下します。各階床に24㎜構造用合板を張ることにより水平構面の剛性を確保しています。

剛床工法
剛床工法
従来の根太工法
従来の根太工法

伝統的軸組工法と補強金物で、耐震性と耐久性が向上します。

当社では、伝統的な継手・仕口を使った木造軸組工法を、より強固なものとするために、さまざまな補強金物を使用しています。それぞれが使用する場所に適合する形状となっているために、その種類もたくさんあります。この近代的な補強パーツを使用することで、当社の建てる家は、地震に対する強さをスケールアップすることに成功しました。

HIGH INSULATION

高断熱仕様

断熱材とLow-Eペアガラス

夏の熱気や冬の冷気による温度を住戸内に伝えにくくし、冷暖房を効率的にする断熱材と断熱サッシ。この二つの相乗効果により住空間を快適にしています。断熱材は、壁・天井に高性能グラスウール、床にはポリスチレンフォームを使用し、家をくまなく包み込みます。全ての窓に断熱サッシを採用し、窓からの熱の流出入を防いでいます。

快適・健康・安全・経済性に優れた高性能断熱材

断熱性能等級4に対応する防湿気密性能の高いアクリアネクストで断熱しています。アクリアは、長い年月を経ても極めて性能が劣化しにくい、耐久性の高いグラスウール断熱材です。

アクリアネクスト
  • 断熱性能が変わりにくい

    長い年月を経ても極めて性能が劣化しにくい、
    耐久性の高いグラスウール断熱材です。

  • 水蒸気の侵入を防止

    平成28年省エネルギー基準対応の防湿フィルムを採用。

  • 結露対策に強い

    アクリアは高性能な防湿フィルム付き。
    大きな耳が付いているため、防湿気密性能が高い。

  • 火に強く燃えにくい

    断熱材が不燃材であることが万一のときの大
    きな安心につながります。

壁・2階(最上階)天井・床をしっかり断熱

高性能グラスウールを壁内に充填、天井に敷き込みます。床下はポリスチレンフォームを大引きの間に並べて建物を断熱材で包み込みます。

高性能グラスウール
ポリスチレンフォーム

Low-E複層ガラスの中空層に、高性能ガス「アルゴンガス」を充填

高断熱複層ガラスの中空層内にはアルゴンガスを充填しています。断熱性は通常の乾燥空気と比べ約20%向上します。空気よりも重く、ほかの物質と結びつくことのない不活性なガスです。アルゴンガスの熱伝導率が空気に比べて低いため、中空層を通過する熱がさらに少なくなり、断熱性が向上します。身近なところでは、電球や蛍光灯の封入ガスとして利用されています。人間が吸引しても、無害なガスです。

高性能ガス:アルゴンガス

樹脂サッシ+Low-Eペアガラスで熱の流入を防止

断熱効果の高い樹脂サッシにより、外気温の侵入を防ぐとともに、室内の熱を外部へ逃がさず高い断熱性能を発揮します。
夏の熱気や冬の冷気による温度を住戸内に伝えにくくし、冷暖房を効率的にする高断熱型Low-Eペアガラス。この効果により住空間を快適にしています。全ての窓に高断熱型Low-Eペアガラスを採用し、不快な結露と窓からの熱・冷気の出入りを防いでいます。
※当社、檜物語標準仕様

Low-Eペアガラス

断熱玄関ドア

熱貫流率(U値)2.33 W/㎡・Kの断熱玄関ドア D2仕様。玄関ドアには、U値2.33W/㎡・Kの「断熱玄関ドア」を採用、断熱構造とペアガラスをLow-E仕様とすることで断熱性能を高めています。
※当社、檜物語標準仕様

断熱玄関ドア断面図

床下点検口

点検フタにも断熱材を内蔵。従来の床下収納庫のフタに比べ、断熱性が向上しており、床下からの冷えを抑えることができます。

断熱材内蔵フタ
  • 気密性

    独自の構造で枠と蓋の二重の気密対策で、確実に床下の空気を遮断します。

  • 素足に優しい樹脂製

    枠材には防腐性に優れ、室温との温度差が少ない樹脂を採用。不快なひんやり感がなく、素足に優しい肌合いを感じさせます。

HIGH DURABILITY

高耐久仕様

高耐久仕様

万全な劣化対策で耐久性を維持します。通気・換気を適切に行うことにより、永く快適に住み続けられる、高耐久な住まい造りを可能にしています。

通気工法概念図

通気と換気で劣化を防止

建物内に侵入する湿気や熱は、建物を腐らせたり住み心地にも影響を与えることがあります。床下・外壁内の湿気や小屋裏内の熱気を適切に建物外に排出することで、建物を長持ちさせ快適に暮らすことができます。

床下の空気の流れ

床下の湿気を隅々まで排出

床下の湿気を隅々まで排出厚さ20㎜の基礎パッキンを基礎コンクリートと土台の間に挟み込んで、換気スリットにて床下の湿気を効率よく排出することにより、床下の腐食を防ぎます。湿気を残らず排出し、シロアリを寄せにくい環境にします。

キソパッキング工法

風窓による換気は、基礎に風窓を欠き込んで設けるために鉄筋が切断され、クラックが発生し耐力が低下してしまいます。キソパッキング工法は、基礎を欠き込むこともなく、クラックの発生を防ぎ頑丈な構造となります。耐久性と耐震性が向上します。

キソパッキング工法
風窓による換気工法

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