・森林資源の循環(植林・育成・伐採)を促進する三重県の「企業の森」事業への画、同事 業による年間13.7t-CO2の二酸化炭素吸収の実行
・「木材利用ポイント事業」における国産木材利用の戸建住宅の供給、並びに二酸化炭素の排出削減効果のある建材の積極的な採用
・二酸化炭素の排出抑制を図る、JAS認証材「無背割れ檜SD15材」の商品化
今、地球温暖化防止のため森林の活用が重視されています。森林は、温暖化の原因である二酸化炭素を吸収して大気中の温室効果ガスを減少させる働きがあるからです。国内の木材(国産材)を積極的に利用することにより計画的な植林、育成、伐採の繰り返しが行われ、常に活性化された森林が機能を発揮するのです。さらに、木を植えることは土砂災害の防止にも役立ちます。国内の木を使い、伐ったら植えて育てる。当社では木材利用を通じて地球温暖化防止に協力しています。
企業の森とは「三重の森林づくり基本計画」に基づき、県と地域と企業の三者が協働して森林整備に取り組み、環境保全や地球温暖化防止を目的とする活動です。
三重県松阪市飯南町に所在する山林約10.3ヘクタールのうち1.3ヘクタールにヒノキ 約6000本を植栽し、その他約9ヘクタールを間伐する森林整備を行います。
1棟の住宅(90㎡タイプ)に使用される木材が育成中に吸収する二酸化炭素は約14トンにもなります。これは、家庭が1年間に排出する量の約2.6世帯分になります。乗用車が1年間に排出する二酸化炭素排出量では約9台分。2ha(20,000㎡)の森林(樹齢40年の檜)が1年間に吸収する二酸化炭素の量に相当します。このように木は成長段階で二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出して炭素を固定します。この作用が地球の温暖化を防止するのです。
木はある程度成長すると二酸化炭素の吸収能力が低下します。成長した木を放置してしまっては温暖化防止にはなりません。大きく育った木を伐採し、その後には苗を植え、また育てる。この繰り返し「森の循環」が大切です。
廃木材は焼却すると温室効果ガスである二酸化炭素を排出します。マテリアルリサイクルされているnovopan STPⅡは、廃木材の焼却により発生する二酸化炭素の排出を回避しています。焼却処理に比べて1 . 4 7トンの削減効果があります。