データで見る不動産購入 【東京都 八王子市】

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1、東京都八王子市の人口・世帯数

八王子市は、東京都の多摩地域南西部にあるベッドタウンで、東京都で唯一の中核市に指定されています。多摩ニュータウンに代表される大規模住宅団地、都心から移転した大学が数多く集まる学園都市、そして高尾山、陣馬山などの雄大な自然と、様々な顔をもつ多摩エリアを代表する都市です。
そんな八王子市の人口は、約56万人、世帯数は約27万世帯。最近10年間で、人口は約1%、世帯数は約10%増加しています。年間の転入出者数は年約21,000~23,000人で転入数が約1,800人上回っています。

1-1.人口・世帯数(2020/12/31 現在)

人口 561,828人
世帯数 272,856世帯

 

1-2.人口・世帯数の推移

1-3.転入・転出(2020年中)

転入者数 23,425人
転出者数 21,652人

※出典:出典:2020年 人口移動報告(総務省)

 

 

2、八王子市の不動産情報

2-1.土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。八王子市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり15万円台、最近10年間は年ごとに上昇・下落の動きはあるものの、15~16万円/㎡くらいで安定しています。

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

八王子市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2021年) 154,451円
基準地価(2020年) 159,993円



マップでご覧いただけるように、八王子市にはJR中央線・横浜線・八高線と京王線が乗り入れています。中でも人気が高いのは、快速(京王線は特急)で新宿駅まで約40分で行くことができる中央線、京王線の八王子駅周辺で、20~30万円台/㎡となっています。また沿線の途中駅や横浜線、八高線、京王相模原線の沿線では概ね10万円台/㎡、駅から離れると10万円/㎡を切るエリアも存在します。エリアによって価格が大きく変わりますので注意しましょう。

 

2-2.新設住宅着工戸数(2020年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。
八王子市で2020年中に新築された建物は3,117戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が23%、貸家(賃貸住宅)が32%、分譲住宅が45%と、分譲住宅が約半分を占めます。

分譲住宅の内訳としては一戸建が965戸(68%)、マンションが446戸(32%)で、一戸建が多くなっていますが、比較的バランスよく供給されています。

持ち家 701戸
貸家 1,000戸
給与住宅 1戸
分譲住宅 1,415戸

 

2-3.住宅着工戸数の推移

八王子市の住宅着工数は最近10年間でマイナス17%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス24%、分譲住宅がプラス3%、賃貸住宅がマイナス31%となっており、ファミリー向け住宅は、注文住宅から分譲戸建にシフトしてきていることがわかります。また、学園都市である八王子市では、これまで学生向けのアパートやマンションが多く供給されてきましたが、大学の都心回帰や学生数の減少により、賃貸ニーズがやや落ち込んでいるものと思われます。

 

 

2-4.八王子市の不動産価格相場

八王子市で販売されている新築マンションは、3,000~4,000万円台がボリュームゾーンで、㎡単価は50万円台半ばくらいが相場のようです。中古マンションは、築15年以内で平均3,219万円(55.6万円/㎡)、築15~25年で平均2,648万円(34.4万円/㎡)、築25年超で平均1,091万円(22.7万円/㎡)前後となっています。

一戸建については、新築が3,462万円、中古は築15年以内で平均3,961万円、築25年以内で3,771万円、築25年超は2,229万円となっています。築15年以内の中古戸建ての価格が高く見えるのは、土地面積が新築物件と比較して平均約40㎡広いためです。また、マンション・一戸建ともに流通している物件は十分ありますが、エリアによって価格が大きく変わるので個別に確認してみることをおすすめします。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均19.9万円/㎡、徒歩20分以内なら16.0万円/㎡、徒歩20分超で8.1万円/㎡となっています。

 

 

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3、八王子市の教育環境

八王子市には、69校の公立小学校、38校の公立中学校、9校の公立高校と10校の私立高校があります。そして1960年台から大学の移転が増加し、現在、市内には大学・短大が18校、隣接する市町村を含め10万人以上の学生が学ぶ、国内有数の学園都市となっています。もちろん都内への通学も可能で、教育環境としてはとてもよいと言えるでしょう。未就学児については、幼稚園・保育園・認定こども園等あわせて180以上の施設があります。

 

3-1.幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 17施設 166施設
小学校 69校
中学校 38校 9校
高等学校 9校 10校
大学・短大 1校 17校

 

3-2. 待機児童数(2021年4月現在)

待機児童数(国基準) 19人

 

八王子市における、2021年4月現在の待機児童数は19人(前年より6人減)です。

待機児童数がピークだった2010年と比較すると、477人減(96.2%減)と大幅に減少しています。ただし、未就学児(0~5歳)全体の利用申込者数は減少傾向にあるものの、0~2歳児については利用申込が増加していますので、小さいお子様がいらっしゃる方は、市役所等に確認してみることをおすすめします。

 

4、東京都 八王子市の不動産市場と住宅購入について

八王子は多摩エリアで立川とともに人気の高い街で、LIFULL HOME’Sが発表した「買って住みたい街 首都圏ランキング 2021」では堂々6位にランクイン。住みたい街の常連である目黒(8位)や恵比寿(9位)よりも上位にランキングされています。

2020年以降、コロナの影響で郊外の街が人気となっていますが、八王子はコロナ前の2018年から安定して上位にランキングされており人気の高さがうかがえます。

 

■「LIFULL HOME’S 買って住みたい街(首都圏版) 八王子のランキング」

2021年 6位
2020年 6位
2019年 2位
2018年 3位

 

八王子市は市域が広く、エリアによって様々な顔をもつ都市ですが、住宅購入を検討するとすれば市の南部になります。

中心となる八王子駅から、東西にJR中央線と京王線、南北にJR横浜線と八高線の4路線が走っており、新宿駅まで約40分、東京駅へも1時間弱でアクセスすることができます。また八王子駅には、駅直結のセレオ八王子をはじめ、八王子オクトーレ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ドン・キホーテなど多くの商業施設や飲食店があり、生活利便性の高い街です。この都心へのアクセスの良さと、生活利便性の高さが上位にランキングされる大きな理由となっています。

そしてもうひとつの魅力は、自然環境のすばらしさでしょう。中でも代表的なのはやはり「高尾山」で、ミシュランが選ぶ三つ星観光地に選ばれています。高尾山以外にも多摩エリアの低山は日帰り登山やハイキングに最適ですし、「多摩森林科学園」「平山城址公園」など公園も多くあり、少し足をのばせば八ヶ岳や清里までも1~2時間で行くことができます。

八王子市には1960年代に開発・整備された「多摩ニュータウン」と、平成初期に開発・整備された「八王子ニュータウン」という2つの大規模住宅団地があります。どちらも商業地と住宅地がバランスよく整備され、きれいな街並みで人気があるエリアです。

八王子市での住まい探しは、中心となる八王子駅を起点に中央線の西八王子駅~高尾駅、多摩ニュータウンエリアなら京王相模原線の南大沢駅、京王堀之内駅、八王子ニュータウンエリアなら、JR横浜線の八王子みなみの駅と、まずは3つのエリアに分けて検討してみてはいかがでしょうか。南大沢駅前には三井アウトレットパークなど商業施設も充実しています。また駅近の物件はどうしても価格が高めですので、ご予算を抑えたい方、車での移動が多い方はバス便の物件も検討してみるとよいでしょう。八王子はバスの発達した街で、主要駅のバス路線の数は多く、思ったほど不便を感じないと思います。

多摩エリアの中心都市であり自然も豊かな八王子、ぜひ情報収集を兼ねて現地をおとずれてみてはいかがでしょうか。

 

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