「ほぼ東京」で住みやすい街ランキングの常連。川口市の魅力と不動産市況

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川口市は、埼玉県でさいたま市に次ぐ2番目に大きな市です。東京からJR京浜東北線で荒川を超えた最初の駅が川口駅で、都心へのアクセスもよく、非常に人気の高いエリアです。また川口駅周辺の再開発により、近年ではタワーマンションなども多く供給され、ショッピング施設やスーパーなども充実しているためファミリー層の流入が増えています。

 

目次

1.川口市の人口は2%増、世帯数は13%増

そんな川口市の人口は、約61万人、世帯数は約31万世帯。最近10年間で、人口は約2%増、世帯数は13%増となっています。年間の転入出者数は、転入が約550人上回っています。

 

1-1.人口・世帯数(2025/1/1 現在)

人口

607,447人

世帯数

306,660世帯

 

1-2.人口・世帯数の推移

 

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2023年

2024年

2025年

人口

592,684

595,495

600,050

603,838

607,105

607,373

605,545

604,715

606,315

607,447

世帯数

270,957

274,870

280,069

285,043

290,037

293,582

295,628

298,203

302,335

306,660

※各年 1月1日現在(川口市ホームページ)

1-3.転入・転出(2024年中)

転入者数

28,198人

転出者数

27,644人

※出典:2024年人口移動報告(総務省)

 

2.埼玉県川口市の不動産情報

 

2-1. 土地の価格は㎡あたり約30~32万円。10年で35%の大幅上昇

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。川口市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり約30~32万円。最近10年間は上昇傾向が続いており、10年で約35%の大幅な上昇となっています。(公示地価ベース)。

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

川口市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2025年)

323,214円

基準地価(2024年)

298,106円

 

公示・基準地価の推移(平均/㎡)

 

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2023年

2024年

2025年

公示

地価

239,110円

241,633円

246,091円

252,559円

267,458円

269,844円

272,293円

287,532円

302,119円

323,214円

基準

地価

236,782円

237,872円

242,787円

254,340円

260,489円

263,276円

269,404円

283,191円

298,106円

 

 

 

マップでご覧いただけるように、中心駅であるJR京浜東北線の川口駅に近いエリアの地価がもっとも高く35~45万円/㎡、西川口駅、蕨駅、南浦和駅の周辺では、やや相場が下がって20万円台後半~30万円台/㎡、JR武蔵野線沿線の東浦和駅、東川口駅周辺では、20万円台前半/㎡、東京メトロ南北線に接続する埼玉高速鉄道の沿線では20万円/㎡を切るエリアも見られます。

 

2-2.新設住宅着工戸数は約5,900戸。分譲住宅と賃貸住宅で全体の約9割を占める

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。川口市で2024年中に新築された建物は5,941戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が11%、貸家(賃貸住宅)が49%、分譲住宅が40%と、分譲住宅と賃貸住宅で約9割、残り1割が注文住宅となっています。分譲住宅の内訳としては、一戸建が1,401戸(58%)、マンションが1,000戸(42%)と、やや一戸建が多いですが、バランスよく供給されています。川口市は、年4,000~5,000戸以上がコンスタントに供給され、マンション、一戸建、新築、中古と、物件の選択肢が多いエリアだと言えます。

 

■川口市の新設住宅着工戸数(2024年)

持ち家

634戸

貸家

2,902戸

給与住宅

4戸

分譲住宅

2,401戸

5,941戸

 

2-3.川口市の住宅着工戸数は10年でプラス15%。注文住宅の減少を分譲と賃貸がカバー

川口市の住宅着工戸数は最近10年間でプラス15%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス34%、賃貸住宅がプラス40%、分譲住宅がプラス13%と注文住宅の落ち込みを賃貸住宅と分譲住宅がカバーする形になっています。

利便性の高い川口市は、若い世代向けの賃貸住宅と、初めて家を買う方向けの分譲住宅がメインのエリアと言えそうです。

 

川口市の新設着工戸数

 

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2023年

2024年

持ち家

958戸

832戸

892戸

713戸

841戸

913戸

756戸

736戸

627戸

634戸

貸家

2,072戸

1,900戸

2,754戸

2,125戸

1,485戸

1,908戸

1,279戸

1,928戸

2,152戸

2,902戸

給与住宅

28戸

22戸

13戸

76戸

12戸

5戸

48戸

0戸

60戸

4戸

分譲住宅

2,130戸

2,459戸

2,629戸

2,182戸

2,077戸

3,133戸

2,405戸

2,223戸

2,738戸

2,401戸

総計

5,188戸

5,213戸

6,288戸

5,096戸

4,415戸

5,959戸

4,488戸

4,887戸

5,577戸

5,941戸

※出典:国土交通省 住宅着工統計

2-4.埼玉県川口市の不動産価格。新築は4,000万円台から購入可能

川口市の新築マンションは5,000万円~7000万円台が中心で、㎡単価は80~90万円くらいが相場のようです。

中古マンションは、築15年以内で平均4,497万円(85.6万円/㎡)、築15~25年で平均4,100万円(58.9万円/㎡)、築25年超で平均2,502万円(45.0万円/㎡)前後が相場です。ただし、沿線・駅などによっても価格がかなり変わりますので、個別の物件をしっかり確認しましょう。

一戸建については、新築で4,386万円、中古は築15年以内で平均4,153万円、築25年以内で3,495万円、築25年超は2,449万円となっています。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均47.0万円/㎡、徒歩20分以内なら30.9万円/㎡、徒歩20分超で23.0万円/㎡となっています。

 

(1)中古マンション

  販売価格(万円) 専有面積(㎡)

㎡単価(万円)

最大

最小

平均

最大

最小

平均

平均

築15年以内

9,980万円

1,980万円

4,497万円

81㎡

21㎡

55㎡

85.6万円

築15~25年

7,890万円

1,630万円

4,100万円

96㎡

22㎡

70㎡

58.9万円

築25年 超

6,499万円

300万円

2,502万円

97㎡

14㎡

55㎡

45.0万円

(2)一戸建

  販売価格(万円) 土地面積(㎡) 建物面積(㎡)

最大

最小

平均

最大

最小

平均

最大

最小

平均

新築

6,980万円

2,390万円

4,386万円

169㎡

39㎡

88㎡

132㎡

48㎡

100㎡

築15年以内

19,800万円

1,980万円

4,153万円

314㎡

28㎡

100㎡

256㎡

60㎡

99㎡

築15~25年

8,500万円

1,980万円

3,495万円

187㎡

46㎡

107㎡

179㎡

55㎡

102㎡

築25年 超

11,000万円

550万円

2,449万円

371㎡

26㎡

99㎡

343㎡

36㎡

92㎡

(3)土地

  販売価格(万円) 土地面積(㎡) ㎡単価(万円)

最大

最小

平均

最大

最小

平均

平均

徒歩10分以内

16,500万円

300万円

6,344万円

306㎡

46㎡

133㎡

47.0万円

徒歩10分~20分

33,000万円

830万円

4,095万円

965㎡

45㎡

129㎡

30.9万円

徒歩20分超・バス

19,000万円

590万円

2,880万円

711㎡

34㎡

134㎡

23.0万円

※REINS(不動産流通標準情報システム) 2025年5月のデータをもとに集計

 

3.川口市の待機児童数は9人。埼玉県内にも都内にも通学可能

川口市には、52校の公立小学校、28校の公立中学校、7校の公立高校があります。川口市内に私立の小中高校はありませんが、隣接するさいたま市への通学が可能です。大学については、川口市内に埼玉学園大学、川口短期大学の2校、さいたま市には、埼玉大学、人間総合科学大学、浦和大学、芝浦工業大学、日本大学法学部などのキャンパスがありますが、都内への通学も十分可能です。未就学児は、保育園・認定こども園などあわせて250近い施設があります。

 

3-1.幼稚園・保育園・学校の数

 

公立

私立

幼稚園・保育園・認定こども園等

40施設

202施設

小学校

52校

0校

中学校

28校

0校

高等学校

7校

0校

大学・短大

0校

2校

 

3-2. 待機児童数(2025年4月現在)

 

待機児童数(国基準)

9人

 

川口市の2025年4月現在の待機児童数は9人でした。前年から1人減少していますが、心配な方は市役所などに問い合わせてみるとよいでしょう。

 

4.埼玉県川口市の住まい探しは、京浜東北線か武蔵野線か、沿線選びからスタートしてみよう

川口市は埼玉県の南部に位置する街で、荒川をはさんで東京都(北区)と接しています。かつては鋳物や植木などの産業が盛んな街でしたが、現在では、人口は60万人を抱える東京のベッドタウンとして大きく発展しています。

川口市の一番の魅力は、東京、新宿、池袋、渋谷など都内の主要エリアに30分以内というアクセスのよさに加え、大型のデパートやショッピングモールなどの商業施設が充実している「利便性」でしょう。また都心だけでなく、大宮にも20分、武蔵野線を使えば所沢~多摩エリアや東京ディズニーリゾートのある舞浜駅にもアクセスできます。

 

■川口駅前の大型商業施設「川口キュポラ」

出典:Wikipedia

 

こうした利便性の高さから、「本当に住みやすい街大賞」(アルヒ株式会社)では、2020年、2021年と2年連続で関東エリア1位を獲得。また、2025年の不動産情報サイト「アットホーム」のアクセスランキングでは、賃貸・購入ともに埼玉県トップとなるなど、人気の街として様々なランキングの常連となっています。一方で、不動産価格は比較的リーズナブルで、新築一戸建が4,000万円台から検討可能です。土地についても川口市の平均公示地価(2025年)は約32万円/㎡と、隣接する東京都北区(約92万円/㎡)のほぼ1/3です。

そんな川口市での住まい探しは、沿線選びから始めてみてはいかがでしょうか。都心に通勤する方は、川口駅を軸としたJR京浜東北線沿線を中心に、また越谷や所沢、多摩方面などへの移動が多い方は、JR武蔵野線沿線を中心に物件探しを進めてみるとよいと思います。また、車での移動が多い方や予算を抑えたい方は、埼玉高速鉄道沿線や首都高・外環道の周辺を狙ってみるともよいかも知れません。

川口駅東口では、大規模な再開発により、2023年に大型複合施設「樹モールプラザ」がオープン。2025年5月には、旧そごう川口店をリニューアルした「三井ショッピングパーク ららテラス川口」がグランドオープンしました。

 

■樹モールプラザ

出典:川口銀座商店街振興組合 公式サイト

 

利便性は抜群で、今後の発展も楽しみな川口市。子育てファミリーにぜひおすすめしたい街です。ぜひ住まい探しの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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