データで見る不動産購入 【神奈川県 横浜市西区】

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1、横浜市西区の人口・世帯数

 

横浜市西区は、横浜駅やみなとみらいエリアを含む、まさに横浜の中心部ですが、市内18区のうちもっとも人口の少ない区でもあります。これは区の面積が小さいことに加え、商業施設やオフィスが多く、「住む街」というよりは、「働く街・遊ぶ街」という側面が強いからでしょう。

そんな横浜市西区の人口は約10万人、世帯数は約5万6,000世帯、最近10年間では、大型マンションの供給などもあり、人口が約10%、世帯数が約14%と大きく伸びています。年間の転入出者数は、転入が1,600人ほど上回っています。

 

 

1-1、人口・世帯数(2020/1/1 現在)

人口 103,985人
世帯数 55,811世帯

 

1-2、人口・世帯数の推移

1-3、転入・転出(2019年中)

転入者数 10,220人
転出者数 8,610人

※出典:横浜市ホームページ

 

2、横浜市西区の不動産情報

 

2-1、土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。西区における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり140万円台~220万円台とかなり高い水準で、最近10年間は、公示地価で約2.3倍、基準地価で約2.6倍と驚異的な上昇となっています。しかし、この上昇を牽引しているのは、横浜駅周辺やみなとみらいエリアの商業地で、駅から離れた住宅地では比較的落ち着いた値動きとなっています。

また、2016年、2017年の基準地価が大きく上昇しているのは、横浜市における商業地の地価上昇率が高かったこと、基準地点に地価の高い商業地が2016年と2017年に1地点ずつ追加されていることが要因です。

 

 

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

西区全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2020年) 1,465,000円
基準地価(2019年) 2,226,250円

 

 

 

マップでご覧いただけるように、西区で地価が高いのは、横浜駅周辺の商業地で100万円/㎡超、場所によっては1,000万円/㎡ を超える地点もあります。しかし、JR線、京急線沿線の住宅地では、概ね30~40万円/㎡台となっており、価格としては高いものの購入を検討できる水準です。

 

2-2、新設住宅着工戸数(2019年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。西区で2019年中に新築された建物は1,305戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が6%、貸家(賃貸住宅)が28%、分譲住宅が各66%と、分譲住宅と賃貸住宅で全体の9割以上を占めており、分譲住宅の8割以上がマンションとなっています。

 

持ち家 83戸
貸家 363戸
給与住宅 0戸
分譲住宅 859戸

 

 

 

2-3、住宅着工戸数の推移

西区の住宅着工数は最近9年間でプラス57%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス10%、賃貸住宅がプラス16%、分譲住宅がプラス101%(約2倍)となっています。西区は注文住宅などの一戸建の供給がほとんどなく、分譲マンション中心のエリアだと言えるでしょう。

 

 

2-4、横浜市西区の不動産価格相場

横浜市西区の不動産価格相場について見てみましょう。新築マンションについては3,000万円台から1億円を超える物件まで幅広く供給されていますが、平均価格は6,000万円前後、㎡単価は100万円強が相場のようです。

中古マンションは、築15年以内が平均5,059万円(94.0万円/㎡)、築25年以内が平均5,581万円(74.1万円/㎡)、築25年超で1,453万円(45.4万円/㎡)となっています。

一戸建については、新築で平均4,301万円、中古は築15年以内で平均5,399万円、築25年以内で3,580万円、築25年超は4,085万円となっています。築浅の一戸建で価格が高いのは、土地面積が広いためです。横浜市は土地価格が高いので、面積が少し広くなっただけで価格に大きな差が出るわけです。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均64.4万円/㎡、徒歩20分以内なら40.6万円/㎡、徒歩20分超で34.2万円/㎡となっています。

 

 

3、西区の教育環境

西区には、9校の公立小学校、4校の公立中学校、1校の公立高校があります。(2020年4月現在)。

区内に私立の小中高校はありませんが、周辺の区には一貫校などの私立学校が多数あり、大学は横浜市内はもちろん、都内への通学も十分可能です。教育環境は非常によいエリアだと言えるでしょう。

 

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 1施設 61施設
小学校 9校 0校
中学校 4校 0校
高等学校 1校 0校
大学・短大 0校 2校

 

3-2、待機児童数(2020年4月現在)

 

待機児童数(国基準) 2人

 

横浜市西区の待機児童数は2人で、前年の3人から1人減少しました。横浜市では待機児童ゼロを目指して、保育所等の整備、保育士の確保などに力を入れています。

 

保育所等の入所状況(横浜市)

 

 

4、横浜市西区の不動産市場と住宅購入について

横浜は「SUUMO住みたい街ランキング」で、2018年から3年連続で1位を獲得するなど、非常に人気が高くブランド力のある街です。その中でも西区は横浜駅やみなとみらいなど、まさに横浜の中心部を形成する区であり、不動産市場としても魅力的なエリアです。西区での住宅購入については、多くが繁華街や商業エリアに近く、価格も高いことから、住宅地としての街並みや閑静な暮らしではなく、利便性や都会的なライフスタイルを重視する、高年収の方に向いているエリアだと言えるでしょう。比較的リーズナブルに購入したいならば、築年数が経過し価格のこなれた中古マンションなどを狙ってみるのもよいかも知れません。高いブランド力とエリアの特性から、資産価値が落ちにくく安心して購入できるエリアだと言えます。

新築・中古、マンション・一戸建ともに物件の流通量も十分で、住まい探しの選択肢が多く、今後の発展が楽しみなエリアです。ぜひ一度現地の不動産会社にご相談してみてはいかがでしょうか。