データで見る不動産購入 【愛知県 豊橋市】

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豊橋市は愛知県の東南部に位置する、東三河地方の中心となる中核市で、愛知県では5番目に人口の多い市です。中心となる豊橋駅は、東海道新幹線をはじめ、JR東海道本線・飯田線と名古屋鉄道(名鉄)も乗り入れるターミナル駅となっています。また市内には東海エリア唯一の路面電車である豊橋鉄道も走っており、市民の足として親しまれています。

そんな豊橋市の住まいと不動産市況について見ていきましょう。

1、豊橋市の人口は愛知県で第5位。世帯数は10年で8%増

豊橋市の人口は、約37万人、世帯数は約16万世帯。最近10年間の人口は2%減、世帯数は8%増となっており、年間の転入出者数は、転出者数が約1,000人上回っています。

1-1、人口・世帯数(2021/12/31 現在)

人口 372,604人
世帯数 162,291世帯

1-2、人口・世帯数の推移

1-3、転入・転出(2021年中)

転入者数 9,776人
転出者数 10,752人

※出典:2021年人口移動報告(総務省)

2、愛知県豊橋市の不動産情報

2-1、土地の価格は㎡あたり平均9~10万円。JR線と路面電車沿線が人気

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。豊橋市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、約9~10万円台/㎡で、直近10年間は、ほぼ横ばいとなっています。

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

豊橋市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2021年) 94,284円
基準地価(2021年) 104,648円

マップでご覧いただけるように、豊橋駅の周辺が最も地価が高く10~15万円/㎡くらい、路面電車(豊鉄)沿線も人気で10~12万円/㎡くらいとなっています。車をもつ方が多いせいか、駅から離れてもさほど価格は下がらず、7~10万円/㎡をくらいが相場となっています。

2-2.新設住宅着工の半数は注文住宅。しかし近年分譲一戸建へシフトの兆し

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。豊橋市で2021年中に新築された建物は2,380戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が44%、貸家(賃貸住宅)が29%、分譲住宅が27%と、ほぼ半分が注文住宅となっています。分譲住宅の内訳としては、一戸建が501戸(76%)、マンションが154戸(24%)と、一戸建寄りですが、バランスよく供給されています。

■豊橋市の新設住宅着工戸数(2021年)

持ち家 1,039戸
貸家 686戸
給与住宅 0戸
分譲住宅 655戸

2-3、住宅着工戸数の推移

豊橋市の住宅着工数は最近10年間でマイナス3%となっており、内訳としては、注文住宅がマイナス15%、分譲住宅がプラス52%、賃貸住宅がマイナス15%と、分譲住宅が大きく伸びています。もともと東海地方は注文住宅の多いエリアですが、ここ10年で注文住宅が減少した分、分譲一戸建が増えた形となっており、初めて家を買う層が注文住宅から分譲住宅へ徐々にシフトしていると考えられます。

2-4、豊橋市の不動産価格相場。実勢価格はマンション・一戸建とも2,000~3,000万円台

豊橋市で販売されている新築マンションは、3,000万円台後半~4,000万円台、㎡単価は50万円台が中心となっています。

中古マンションは、築15年以内で平均2,766万円(34.3万円/㎡)、築15~25年で平均1,626万円(20.4万円/㎡)、築25年超で平均1,069万円(16.9万円/㎡)前後が相場です。

一戸建については、新築で2,994万円、中古は築15年以内で平均3,049万円、築25年以内で2,113万円、築25年超は1,864万円となっています。マンション・一戸建てとも、ここ数年値上がり傾向が続いています。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内なら平均9.4万円/㎡、徒歩20分以内なら6.4万円/㎡、徒歩20分超で6.1万円/㎡となっていますが、駅によってかなりバラつきがあるようです。

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3、豊橋市の教育環境。待機児童ゼロで子育て世帯も安心。名古屋にも静岡にも通学可能

豊橋市には、52校の公立小学校、22校の公立中学校、8校の公立高校があります。また市内には豊橋技術科学大学、愛知大学、豊橋創造大学の3つの大学がありますが、名古屋市内や静岡方面への通学も可能です。

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 5施設 78施設
小学校 52校
中学校 22校 1校
高等学校 8校 3校
大学・短大 1校 2校

3-2、待機児童数(2021年4月現在)

待機児童数(国基準) 0人

豊橋市は2021年4月現在、待機児童ゼロを達成しています。施設を選ばなければ、入園の心配はほぼなさそうです。

4、豊橋市は住みたい街3位にランクイン。住まい探しは拠点エリアを中心に進めてみよう

豊橋市は愛知県の東南部、東三河エリアの中心都市で、同エリアの人口の約半分を占めています。名古屋へは新幹線で最短20分、在来線(東海道本線)でも1時間弱でアクセスでき、隣接する静岡県の浜松駅にも、在来線で約35分と、静岡と愛知を結ぶ交通の要所となっています。また市内には全国で17都市にしかない路面電車(市電)が走っており、沿線には住宅地が形成されています。

また不動産情報サイトSUUMOが発表した「愛知県民が選んだ住みたい街(駅)ランキング」では、名古屋駅、金山駅に次ぐ堂々の第3位にランクインしています。新幹線で東京方面にも関西方面にもアクセスがよいことや、都会すぎず海や山が近く自然豊かなところが人気となっているようです。

豊橋市における住まい探しは、まずエリア選びから検討をスタートしてみましょう。

豊橋市は2021年に改定した「都市計画マスタープラン」の中で、今後の人口減や高齢化に向かって、郊外に分散した市街地を中心部に集約し、都市機能をできるだけコンパクトにまとめていく考えを明確にしています。具体的には、豊橋駅周辺を市の中心(都市拠点)に位置づけるとともに、南栄駅(豊鉄渥美線)、二川駅(東海道本線)、井原駅(豊鉄市内線)および藤沢町の周辺を、市街地の生活拠点となるエリア(地域拠点)と位置づけています。将来的にはこうした各拠点に商業施設や行政サービスを集中し、人口を誘導していくものと考えられます。そうした前提に立ち、将来的な利便性や資産価値を考慮すると、物件探しはまずこの拠点エリアを中心に進めたほうがよいと思われます。新幹線や名古屋方面への移動が多い方、都会的なライフスタイルを志向する方は豊橋駅周辺を中心に、車での移動が多くゆったりした一戸建を探したい方は地域拠点を中心にすすめてみるとよいと思います。

出典:豊橋市都市計画マスタープラン(地名は筆者加筆)

交通の便、生活利便性ともに申し分ないのに、名古屋ほど都会ではなく、ほどよく田舎で気候もよい、路面電車の走る、ゆったりとした空気が流れる街、それが豊橋です。 情報集を兼ねてぜひ一度現地を訪れてみてはいかがでしょうか?

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