データで見る不動産購入 【神奈川県 海老名市】

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1、海老名市の人口・世帯数

 

海老名市は神奈川県の県央部、都心から約50キロに位置する市です。東名高速道路の海老名サービスエリアで有名な海老名市ですが、鉄道も多く乗り入れており、中心となる海老名駅からは、特急・急行を使えば新宿まで約45分、横浜まで約25分と通勤・通学にも便利で、駅前の再開発にともない人気の高まっている街でもあります。

そんな海老名市の人口は、約13万人、世帯数は約5万7,000世帯。最近10年間の人口は5%増、世帯数は13%増でここ3年ほど大きく増加しています。年間の転入出者数は、転入者数が1,300人ほど上回っています。

 

1-1、人口・世帯数(2019/10/1 現在)

人口 133,706人
世帯数 57,251世帯

 

1-2、人口・世帯数の推移

 

1-3、転入・転出(2018年中)

転入者数 6,594人
転出者数 5,231人

※出典:総務省 人口移動報告2018年

 

2、海老名市の不動産情報

 

2-1、土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。海老名市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり約15~18万円で、最近10年間は横ばい傾向でしたが、2017年から緩やかな上昇傾向となっています。公示地価と基準地価に3万円くらいの開きがあるのは、公示地価の基準地には地価の高い駅前の商業地が含まれているのに対して、基準地価にはそれらが含まれていないことによるものです。

 

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

海老名市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2019年) 182,708円
基準地価(2019年) 150,583円

 

 

 

マップでご覧いただけるように、海老名駅と厚木駅の周辺の地価が高く、住宅地でも18~20万円/㎡くらい、JR相模線の社家駅、門沢橋駅周辺だと12~13万円/㎡くらい、また相模鉄道のかしわ台駅〜さがみ野駅周辺は15〜18万円くらいが相場ですが、駅から離れると、5〜10万円/㎡と、リーズナブルなエリアも見られます。

 

2-2、新設住宅着工戸数(2018年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。海老名市で2018年中に新築された建物は1,490戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が19%、貸家(賃貸住宅)が36%、分譲住宅が45%と、分譲住宅中心であることがわかります。2018年における分譲住宅の内訳は、一戸建が275戸に対しマンションが391戸と、マンションが上回っています。

 

持ち家 289戸
貸家 535戸
給与住宅 0戸
分譲住宅 666戸

 

2-3、住宅着工戸数の推移

海老名市の住宅着工数は最近8年間で52%増と大幅な増加となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス29%、分譲住宅がプラス262%、賃貸住宅がプラス36%なっており、注文住宅から分譲住宅への大きなシフトが見られることと、直近3年間、新築マンションの着工が大幅に伸びていることが要因となっています。

 

 

2-4、海老名市の不動産価格相場

海老名市で販売されている新築マンションは4,000万円台後半~5,000万円台半ばくらいですが、わずかながら100㎡を超える物件で1億円を超えるものも出てきています。一般的なファミリータイプの㎡単価は概ね70万円台半ばくらいのようです。中古マンションは、築15年以内で平均3,832万円(52.3万円/㎡)、築15~25年で平均2,872万円(37.8万円/㎡)、築25年超で平均1,311万円(24.4万円/㎡)前後が相場です。新築マンションの価格上昇の影響で、築浅の中古マンションの価格も上昇しているようです。

一戸建については、新築で3,499万円、中古は築15年以内で平均3,414万円、築25年以内で3,329万円、築25年超は2,802万円となっています。新築よりも中古のほうが土地建物ともやや広くなりますが、販売価格はさほど変わらないようです。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内なら平均19.2万円/㎡、徒歩20分以内なら17.7万円/㎡、徒歩20分超で17.1万円/㎡となっています。

 

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3、海老名市の教育環境

海老名市には、13校の公立小学校、6校の公立中学校、3校の公立高校があります。(2019年10月現在)。市内に大学はありませんが、神奈川県内や都内への通学も可能です。

 

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 6施設 32施設
小学校 13校
中学校 6校
高等学校 3校
大学・短大

 

3-2、待機児童数(2019年10月現在)

 

待機児童数(国基準) 50人

 

海老名市における、待機児童数は50人でした。これは前年比22人増で過去2番目に多い水準となっており、子育て世代の転入による保育ニーズの高まりに追いついていない状況です。海老名市では、特にニーズの高い北部地区で1〜2歳児の保育施設を増やし、2022年までに”待機児童ゼロ”を目指す方針を打ち出しています。

 

(参考)待機児童解消の取り組みについて(海老名市) https://www.city.ebina.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/999/siryou1.pdf

 

4、海老名市の不動産市場と住宅購入について

 

海老名と言えば海老名サービスエリアで知名度は高いものの、住む街として意識されることは少なかったのではないでしょうか。しかし近年、海老名のイメージはガラリと変わり、ファミリー世帯に人気の街として人口が急増しています。

きっかけとなったのは、海老名駅西口の再開発です。2015年、「ららぽーと海老名」のオープンで注目された後、再開発は更に進み、翌年には小田急・相鉄海老名駅とJR海老名駅を結ぶエリアの大規模な再開発に着手。2020~2025年には、オフィス、商業施設、タワーマンションなどの複合施設『ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)』が完成する予定です。ビナガーデンズが完成することによって、東口の「ビナウォーク」と西口の「ららぽーと海老名」を含む駅周辺のエリアが統合され、住居、ショッピング、ビジネスの一大ゾーンが完成するわけです。

 

(参考)ViNA GARDENS ホームページ( http://www.vinagardens.jp/ )

 

また、再開発に合わせて、交通アクセスも大きく改善されています。もともと海老名はJR相模線、小田急線、相模鉄道の3路線が乗り入れるターミナル駅ですが、2016年に小田急線の特急ロマンスカーが海老名駅に停車するようになり、2019年の11月には相模鉄道がJR東日本との相互直通運転を開始します。さらに2022年には、相模鉄道と東急東横線との相互直通運転も予定されています。

また海老名市は、子どもが中学校卒業まで医療費は無料(所得制限なし)とするなど、子育て支援にも力を入れており、「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」では、首都圏の市区町村で49位、神奈川県では9位にランクインしました。海老名市は、今まさに「旬」の街と言えそうです。

 

■相模鉄道とJR線・東急線の相互直通運転の計画

出典:相模鉄道ホームページ(https://www.sotetsu.co.jp/future/into_tokyo/

 

■SUUMO住みたい街ランキング2019 (神奈川県のみ抜粋)

1位 鎌倉市
2位 横浜市中区
3位 横浜市西区
4位 横浜市港北区
5位 藤沢市
6位 横浜市神奈川区
7位 横浜市青葉区
8位 川崎市中原区
9位 海老名市
10位 川崎市川崎区
11位 横浜市鶴見区
12位 横浜市都筑区
13位 茅ヶ崎市

出典:SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版 ~住みたい自治体ランキング~https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2019kantou_jichitai/

 

海老名市での不動産購入は、まずどのエリアに住みたいかを中心に検討してみましょう。海老名市を大きく4つに分けると、以下のようになります。

①中央エリア: 海老名駅、厚木駅の周辺エリア

②北部エリア: 相模鉄道のかしわ台駅、さがみ野駅周辺エリア

③西部エリア: JR社家駅、門沢橋駅周辺の西側エリア

④南東エリア: 南東部の車中心のエリア

 

中央エリアは、駅周辺に商業施設も多、またJRと小田急線が乗り入れているため交通アクセスも申し分ありません。マンション・一戸建ともにおすすめのエリアと言えますが、価格的には最も高くなります。

北部エリアは、相模鉄道がJRや東急と接続が予定されており、近年人気が高まっているエリアで、駅周辺には良好な住宅地が形成されています。建売や注文住宅などで一戸建を購入したい方にはおすすめのエリアです。

西部エリアは、JR相模線沿線となるため、都心方面に行くには海老名駅で乗り換える必要があり、やや利便性が落ちますが、その分自然が多く残り、価格もリーズナブルになってきます。

南東部エリアは、車中心の方向けのエリアとなります。高速道路や主要道にも近く、価格もリーズナブルなので、広めの一戸建を購入してゆったり暮らしたい方にもよいと思います。

まず、これから発展する可能性の高い中央エリア、北部エリアから物件探しをはじめ、予算と相談しながら西部エリアも合わせて検討してみるとよいのではないでしょうか。

 

海老名市は、交通アクセスの良さや駅前の再開発により、ここ数年注目が集まりファミリー層の流入が増えています。不動産価格も上昇していますので、購入を検討される方は少し急いだほうがよいかも知れません。将来の発展も楽しみな海老名市、一度現地の不動産会社で情報収集してみることをおすすめします。

 

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