データで見る不動産購入【千葉県 習志野市】

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1、千葉県習志野市の人口・世帯数

習志野市は千葉県の北西部に位置する市です。市域が狭く、船橋市、千葉市、幕張新都心などと隣接しているため、知名度としては今ひとつな印象がありますが、人口密度は県内4位で船橋市や千葉市稲毛区を上回っています。中心となるJR総武線の津田沼駅からは、東京駅まで約30分、品川まで約40分とアクセスも良好で、都心から約25キロのベッドタウンとして人気の高い街です。
そんな習志野市の人口は、約17万5,000人、世帯数は約8万世帯。最近10年間で、人口は約6%、世帯数は約12%増加しています。年間の転入出者数は年10,000人前後で転入者数が約1,200人上回っています。

 

1-1、人口・世帯数(2021/1/31 現在)

人口 175,057人
世帯数 79,450世帯

 

 

1-2、人口・世帯数の推移

 

1-3、転入・転出(2020年中)

転入者数 10,111人
転出者数 8,891人

※出典:2020年 人口移動報告(総務省)

 

2、千葉県習志野市の不動産情報

 

2-1、土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。習志野市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり18~19万円台、最近10年間は緩やかな上昇基調が続いており、10年で約16%上昇しています(公示地価ベース)。

特にコロナ禍で多くのエリアで地価が下落した2021年においても約4.8%の上昇となっており人気の高さがうかがえます。

 

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

習志野市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2021年) 197,586円
基準地価(2020年) 181,928円

 

 

 

 

マップでご覧いただけるように、中心駅であるJR総武線の津田沼駅周辺では、30万円/㎡を超えるエリアも見られるものの、京成線やJR京葉線の周辺では概ね10万円/㎡台となっており、比較的検討しやすい価格となっています。

 

2-2、新設住宅着工戸数(2020年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。習志野市で2020年中に新築された建物は1,126戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が18%、貸家(賃貸住宅)が45%、分譲住宅が36%と、賃貸住宅の比率が高くなっています。分譲住宅の内訳としては一戸建が225戸(56%)、マンションが179戸(44%)とバランスよく供給されています。

 

持ち家 203戸
貸家 510戸
給与住宅 9戸
分譲住宅 404戸

 

 

 

2-3、住宅着工戸数の推移

習志野市の住宅着工数は最近10年間でマイナス4%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス33%、分譲住宅がプラス66%、賃貸住宅がマイナス4%となっており、全体の供給数は10年前とほぼ変わりませんが、2016年以降、右肩下がりが続いており、一戸建については、注文住宅から分譲住宅へのシフトが顕著となっています。

 

2-4、習志野市の不動産価格相場

習志野市で販売されている新築マンションは、4,000~5,000万円台が中心で 、㎡単価は80万円台が相場のようです。

中古マンションは、築15年以内で平均5,344万円(75.1万円/㎡)、築15~25年で平均2,911万円(36.4万円/㎡)、築25年超で平均1,776万円(26.3万円/㎡)前後となっています。築15年を超えると価格がぐっと安くなるので、マンションを検討される方は、中古を買ってリノベーションという選択もあるかも知れません。

一戸建については、新築が4,363万円、中古は築15年以内で平均3,704万円、築25年以内で3,783万円、築25年超は2,582万円となっています。近年のマンション価格の高騰で一戸建の割安感が際立ちますが、価格は上昇傾向にあります。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均20.2万円/㎡、徒歩20分以内なら19.6万円/㎡、徒歩20分超で17.6万円/㎡となっています。

 

 

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3、習志野市の教育環境

習志野市には、16校の公立小学校、7校の公立中学校、3校の公立高校と1校の私立高校があります。中でも市立習志野高校は、公立ながら甲子園の常連校として知られており、吹奏楽部も全国トップレベルの名門校です。

また大学は市内に日本大学(生産工学部)、千葉工業大学がありますが、都内への通学も十分可能です。未就学児については、幼稚園・保育園・認定こども園等あわせて約60施設があります。

 

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 23施設 39施設
小学校 16校 0校
中学校 7校 1校
高等学校 3校 1校
大学・短大 0校 2校

 

3-2、待機児童数(2021年4月現在)

 

待機児童数(国基準) 24人

 

習志野市における、2021年4月現在の待機児童数は24人(前年より31人減少)です。市によると、待機児童数が減少したのは、施設を整備、開設したことにより、定員を確保したのが主な要因ということです。

 

■令和2年度および令和3年度の不承諾者数と待機児童数

2020年4月 2021年4月 増減
申込者数 961人 977人 16人
承諾者数 748人 789人 41人
不承諾者数 213人 188人 ▲25人
待機児童数 55人 24人 ▲31人

出典:習志野市ホームページ

 

 

4、千葉県 習志野市の不動産市場と住宅購入について

 

習志野市は都心から約25キロに位置し、千葉市(花見川区・美浜区)、船橋市、八千代市などと接するベッドタウンです。

千葉県では2番目に小さな市ですが、市内にはJR総武線、JR京葉線、京成線、新京成線と多くの路線が乗り入れており、とても交通の便がよい街です。中心駅である津田沼駅は、総武線の各駅停車と快速が停車し、各駅停車なら秋葉原や新宿へ、快速なら東京や品川に30~50分でダイレクトアクセスできます。快速、各駅停車ともに「津田沼」駅が始発となる電車が多く、座って移動できるのも大きな魅力です。また、JR京葉線の新習志野駅から東京までは約30分、京成津田沼駅から成田空港までは約45分、新京成線の新津田沼駅からは松戸駅など千葉県北部方面にも便利に移動することができます。

津田沼駅周辺には駅直結のペリエ津田沼をはじめ、ミーナ津田沼、イオンモール津田沼、モリシア津田沼、イトーヨーカドー津田沼店など多くのショッピング施設や飲食店などが立ち並び、県内有数の繁華街となっています。また少し足をのばせば、国内最大級のショッピングモール「イオンモール幕張新都心」や、「ららぽーとTOKYO-BAY」、「IKEA Tokyo-Bay」、「コストコ幕張店」など、週末のお買い物スポットにも事欠かない街です。

 

習志野市での住まい探しは、まず市内を3つに分けて進めてみてはいかがでしょうか。

習志野市は大きく分けて、街の中心部で商業施設・文教施設などが集積する津田沼駅周辺、埋立地を中心としたJR新習志野駅周辺の湾岸エリア、京成線・新京成線沿線の北部エリアに分けることができます。

 

(1) 津田沼駅周辺エリア

津田沼駅周辺には、JR総武線の津田沼駅、京成本線の京成津田沼駅、新京成線の新津田沼の3つの駅が隣接しています。商業施設や飲食店などが立ち並ぶ、いわゆる繁華街はJR津田沼駅の北口側で、繁華街を抜けると古くからの住宅地が広がっています。一方、今注目されているのは南口側で、2013年に35ヘクタールもの広大な区画整理事業により誕生した「奏の杜(かなでのもり)」エリアです。JRと京成線に挟まれるこのエリアに、ショッピングセンター、マンション、一戸建、公園などを含む新しい街が生まれました。利便性を重視しつつも、繁華街の喧騒を避け、落ち着いた雰囲気の住まいを求めるなら、この「奏の杜」を中心に、京成谷津駅あたりまでをターゲットに物件探しを進めてみるとよいと思います。

 

■津田沼駅南口「奏の杜」の立地

出典:奏の杜 公式サイト

 

(2)新習志野駅周辺の湾岸エリア

JR新習志野駅周辺の湾岸エリアは、もともと潮干狩りやノリの養殖が盛んな遠浅の海岸でしたが、1960~70年代にこの海岸が埋め立てられ、袖ヶ浦団地、秋津団地、香澄団地などの住宅団地が作られました。新習志野エリアは津田沼駅周辺とはうって変わって閑静な住宅街となっており、道路・公園・学校なども計画的に整備された美しい街並みで落ち着いて暮らせるエリアです。

このエリアのトピックは、2023年春に開業予定のJR京葉線の新駅(住所は千葉市美浜区)です。新習志野駅と海浜幕張駅の間に位置するこの駅は香澄団地の最寄駅となり、イオンモール幕張新都心やコストコの目の前に位置するため、利便性が大きく向上するのは間違いありません。新駅開業にともないエリア全体の発展も期待できますので、隣接する幕張エリアとともに検討してみてはいかがでしょうか。

 

■幕張新駅の駅舎イメージ

出典:JR東日本

 

(3)京成沿線の北部エリア

京成沿線の北部エリアは、ところどころに農地も残る自然豊かなエリアで、一戸建を中心とした昔ながらの住宅地が広がっています。津田沼駅周辺のような華やかさはありませんが、静かで落ち着いたエリアです。他の2エリアと比べると価格がリーズナブルなので、予算を抑えたい方、千葉県内にお勤めの方などは、あえて中心部を避けてこのエリアで物件探しを進めてみるのもよいかも知れません。このエリアを検討される際は、新京成線や東葉高速鉄道を最寄りとする、船橋市や八千代市まで広げてみるのもよいと思います。

千葉県の住みたい街として人気の高い船橋市や千葉市に挟まれ、やや知名度の低い習志野市ですが、交通アクセスと生活利便性は申し分なく、再開発や新駅の開業などで今後の発展も期待できる街です。また市内には、水鳥の生息地として日本で初めてラムサール条約に登録された「谷津干潟」など、貴重な自然も残されており、都市と自然がほどよく調和した魅力的な街となっています。ぜひ休日のショッピングを兼ねて現地をおとずれてみてはいかがでしょうか。

 

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