データで見る不動産購入 【茨城県 つくば市】

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1、茨城県つくば市の人口・世帯数

 

つくば市は茨城県の南部に位置する市で、1960年代から筑波研究学園都市として開発が進められてきましたが、2005年のつくばエクスプレス(TX)開通により、住宅地としての人気が高まり、現在では日本最大の学術都市、都心で働く人のベッドタウン、また日本百名山のひとつ「筑波山」を擁する観光地と様々な顔をもつ人気の街へと変貌しました。

そんなつくば市の人口は、約24万6,000人、世帯数は約11万4,000世帯。最近10年間の人口は14%増、世帯数は26%増と大幅な伸びとなっています。年間の転入出者数は、転入者数が約4,000人上回っています。

 

1-1、人口・世帯数(2021/1/1 現在)

人口 246,077人
世帯数 114,270世帯

 

1-2、人口・世帯数の推移

 

1-3、転入・転出(2020年中)

転入者数 14,833人
転出者数 10,781人

※出典:つくば市ホームページ

 

2、茨城県つくば市の不動産情報

 

2-1、土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。つくば市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり7~8万円前後、最近10年間では、緩やかな上昇基調が続いており、10年間で約8%上昇しています(公示地価ベース)。コロナの影響で地価が下落した2020~2021年においても上昇を維持しており、人気の高さがうかがえます。

 

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

つくば市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2021年) 68,473円
基準地価(2020年) 79,461円

 

 

 

マップでご覧いただけるように、中心駅であるつくば駅と研究学園駅の周辺では、10万円/㎡を超えるエリアも見られるものの、住宅地の多くは5~10万円/㎡、少し駅から離れたエリアでは5万円/㎡を切るエリアもあり、価格的には非常にリーズナブルなど言えそうです。

 

2-2、新設住宅着工戸数(2020年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。つくば市で2020年中に新築された建物は2,703戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が40%、貸家(賃貸住宅)が36%、分譲住宅が24%と、注文住宅の比率が高くなっています。地価が安いつくば市では、土地を買って注文住宅を建てても3,000万円台で十分検討できるため、分譲よりも注文住宅の比率が高めになっていると思われます。分譲住宅の内訳としては一戸建が394戸(62%)、マンションが241戸(38%)と、一戸建の比率が高くなっています。

 

持ち家 1,087戸
貸家 980戸
給与住宅 1戸
分譲住宅 635戸

 

2-3、住宅着工戸数の推移

つくば市の住宅着工数は最近10年間でプラス29%となっています。内訳としては、注文住宅がプラス14%、分譲住宅がプラス131%(約2.3倍)、賃貸住宅がプラス13%と全カテゴリで2桁以上の増加となっており、特に分譲住宅の供給数が大きく伸びています。

 

2-4、つくば市の不動産価格相場

つくば市で販売されている新築マンションは、価格は4,000万円台後半~5,000万円台前半が中心で、㎡単価は60万円台が相場のようです。

中古マンションは、築15年以内で平均3,577万円(38.8万円/㎡)、築15~25年で平均2,388万円(32.2万円/㎡)、築25年超で平均2,743万円(28.3万円/㎡)前後となっています。マンションは新築と中古の価格差が大きいので、築浅の中古を買って全面リフォームという選択肢も検討できると思います。

一戸建については、新築が3,035万円、中古は築15年以内で平均3,449万円、築25年以内で2,504万円、築25年超は1,899万円となっています。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均12.6万円/㎡、徒歩20分以内なら7.0万円/㎡、徒歩20分超で3.4万円/㎡となっています。

 

 

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3、つくば市の教育環境

つくば市には、29校の公立小学校、16校の公立中学校、4校の公立高校と3校の私立高校があります。つくば市は教育に力を入れている自治体として有名で、小中学生の学力は全国トップレベルです。また大学は国立筑波大学をはじめ3校のキャンパスがありますが、都内への通学も可能です。未就学児については、幼稚園・保育園・認定こども園等あわせて100を超える施設があります。

 

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 39施設 76施設
小学校 29校 0校
中学校 16校 1校
高等学校 4校 3校
大学・短大 2校 1校

 

3-2、待機児童数(2021年4月現在)

 

待機児童数(国基準) 104人

 

つくば市における、待機児童数は104人でした。前年の116人から12人減少したものの、茨城県ワースト1となっています。茨城県の南部エリアでは、子育てファミリーの流入による保育ニーズが高まっており、保育施設の設置や保育士の確保などが課題となっています。小さなお子さまのいる家庭では、最新の空き状況等を確認してみることをおすすめします。

 

4、つくば市の不動産市場と住宅購入について

つくば市は、筑波研究学園都市を中心とした日本最大の学術・科学都市、また名峰「筑波山」を擁する観光地として有名でしたが、つくばエクスプレス(TX)の開通により都心にアクセスしやすいベッドタウンとしても発展し、多くのファミリー層が流入する人気の街となりました。東洋経済新報社が発表した「住みよさランキング2020」では、全国812市区の中で総合19位にランクイン。関東ブロックでは東京3市区に次いで4位に選出されています。また、「SUUMO住みたい自治体ランキング2021関東版」では茨城県トップの22位にランクイン。住みたい駅としても、つくば駅と研究学園駅は、茨城県で不動のツートップとなっています。

そんなつくば市の大きな魅力のひとつは利便性の高さです。つくば駅からはTXで秋葉原まで最速45分。都心の主要駅に1時間前後でアクセスが可能です。つくば駅はTXの始発駅なので、ほぼ確実に座って通勤できるのも大きな魅力でしょう。また、駅の周辺やロードサイドには、「トナリエつくばスクエア」、「イーアスつくば」、「イオンモールつくば」、「コストコ」など多くのショッピングモールや地域密着のスーパーがあり、日常の買い物に困ることはありません。また、近年のファミリー世帯の流入により、おしゃれなカフェやベーカリーなども増え、週末のお出かけが楽しみな街でもあります。

 

■イーアスつくば

出典:つくばスタイル

 

そして、つくば市が子育て世帯を惹きつけるもうひとつの理由が教育環境です。

つくば市は「教育日本一のまち」をスローガンに、2012年から小中一貫学校を推進しており、現在市内には4つの義務教育学校があります。また、市内全域の小中学校では全国に先駆けてコンピュータを導入した、ICT(情報通信技術)教育が推進されています。さらに、市内にある約50の研究施設を見学できる「つくばサイエンスツアー」や、研究所のスタッフが学校に来て講義や実験をおこなう「つくば科学出前レクチャー」、など、世界最先端の研究や技術を身近で感じて体験できる機会も多く、こうした充実した教育環境が、子育て世代から広く支持を受けています。

 

■研究所の一般公開

出典:つくばスタイル

 

つくば市での住まい探しは、TX沿線を中心にエリア選びからはじめてみてはいかがでしょうか?

つくば市には、TXの始発駅であるつくば駅のほか、研究学園駅、万博記念公園駅、みどりの駅の、合わせて4つの駅があります。市の中心部は、つくば駅~研究学園駅の周辺で、街全体が計画的に作られており、電線の地中化、全長48キロにもおよぶ歩行者専用道路(ペデストリアンデッキ)などが特徴的な美しい街並みが広がっています。中でも研究学園駅は、徒歩10分圏内に住宅地が形成されており、とても暮らしやすいエリアです。

 

■研究学園の街並み(奥に見えるのは筑波山)

出典:つくばスタイル

 

万博記念公園駅とみどりの駅は、中心地から少し離れる分、のどかで落ち着いた雰囲気が残っているエリアです。現在でも駅近くの宅地開発がおこなわれているので、街並みが新しく同世代のファミリーが多く暮らしているのも魅力のひとつだと思います。みどりの駅には、「鹿島アントラーズつくばアカデミーセンター」があり、地域の少年サッカー選手の育成に力を入れています。子どもに本格的にサッカーを教えたいという親御さんはみどりの駅周辺をメインに探してみるのもよいかも知れません。

 

都心へのアクセスが抜群で教育環境も全国トップレベル、計画的に整備されたきれいな街並みと自然環境。これらすべてが調和した暮らしやすい街、それがつくば市です。そして新築一戸建が3,000万円台からと価格もリーズナブル。子育てファミリーの流入が続いており、これからの発展がとても楽しみな街です。ぜひ一度情報収集を兼ねて、現地を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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