データで見る不動産購入 【大阪府 堺市】

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1、堺市の人口・世帯数

 

堺市は大阪府の泉北地域に位置する政令指定都市で、大阪府では人口・面積ともに大阪市に次ぐ第2の都市です。

かつては紡績や煉瓦産業を中心とした工業都市でしたが、戦後の高度成長期を経て大阪市のベッドタウンとして発展し、現在では、大阪の副都心と位置づけられている都市でもあります。

そんな堺市の人口は、約83万4,000人、世帯数は約40万世帯。最近10年間の人口はわずかに減少、世帯数は6%増となっています。年間の転入出者数は、約750人の転出超過となっています。

 

1-1、人口・世帯数(2020/1/末 現在)

人口 834,567人
世帯数 393,900世帯

 

1-2、人口・世帯数の推移

 

1-3、転入・転出(2019年中)

転入者数 34,075人
転出者数 34,826人

※出典:2019年 住民基本台帳人口移動報告(総務省)

 

 

2、堺市の不動産情報

 

2-1、土地の価格

土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。堺市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり13~14万円台、最近10年間は、2015年までほぼ横ばいが続いていましたが、2016年から4年連続の上昇となっています。またエリア(区)によって、地価の水準や変動率が大きく異なります。

 

■公示地価、基準地価とは?

公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。

同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。

 

堺市全体の地価平均(㎡あたり)

公示地価(2019年) 137,560円
基準地価(2019年) 141,964円

 

公示・基準地価の推移(平均/㎡)

 

堺市の区別平均地価

行政区 平均地価(㎡) 前年比
堺区 185,388円 4.61%
中区 104,430円 ▲0.10%
東区 141,444円 1.64%
西区 137,392円 1.34%
南区 96,383円 ▲0.40%
北区 191,636円 5.42%
美原区 68,700円 ▲0.09%

※2019年基準地価の平均 (▲はマイナス)

 

マップでご覧いただけるように、堺市で地価が高いエリアは、大阪市に接する堺区と北区です。堺区ではJR阪和線と南海高野線のクロスターミナルである三国ヶ丘駅、北区では大阪メトロ御堂筋線の始発駅である中百舌鳥(なかもず)駅周辺が人気のエリアで、15~20万円/㎡前後が相場です。西区、中区、東区では、JR阪和線の鳳駅(西区)、泉北高速鉄道の深井駅(中区)、南海高野線の北野田駅(東区)あたりが中心エリアとなり、各沿線の相場は10~15万円/㎡前後となります。泉北ニュータウンで知られる南区は、泉北高速鉄道の泉ヶ丘駅が中心エリアで8~10万円/㎡前後、堺市で唯一鉄道路線のない美原区では、6~8万円/㎡くらいが相場となっています。

 

2-2、新設住宅着工戸数(2019年)

国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。堺市で2019年中に新築された建物は4,757戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が28%、貸家(賃貸住宅)が36%、分譲住宅が36%とバランスがよく、分譲住宅はマンション・一戸建ともにコンスタントに供給されています。

 

持ち家 1,352戸
貸家 1,695戸
給与住宅 9戸
分譲住宅 1,701戸

 

2-3、住宅着工戸数の推移

堺市の住宅着工数は最近9年間でマイナス22%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス6%、分譲住宅がプラス3%、賃貸住宅がマイナス43%となっています。近年、再開発などにともない、新築マンションの供給が伸びています。

 

 

2-4、堺市の不動産価格相場

堺市の新築マンションは3,000万円台後半~4,000万円台が中心で、㎡単価は50~60万円くらいが相場のようです。中古マンションは、築15年以内で平均2,959万円(40.1万円/㎡)、築15~25年で平均2,556万円(33.4万円/㎡)、築25年超で平均985万円(16.3万円/㎡)前後が相場です。

一戸建については、新築で3,233万円、中古は築15年以内で平均3,553万円、築25年以内で2,445万円、築25年超は1,809万円となっています。

最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均21.1万円/㎡、徒歩20分以内なら16.3万円/㎡、徒歩20分超で10.1万円/㎡となっています。

マンション・一戸建・土地ともに、エリアや沿線によって大きく相場が異なりますので、おおよその相場感がつかめたら、不動産会社などで詳しく調べてみるとよいでしょう。

 

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3、堺市の教育環境

堺市には、92校の公立小学校、42校の公立中学校、16校の公立高校があります。(2019年4月現在)。大学は大阪府立大学、関西大学など10校のキャンパスがありますが、大阪市内への通学も十分可能です。

 

3-1、幼稚園・保育園・学校の数

公立 私立
幼稚園・保育園・認定こども園等 25施設 206施設
小学校 92校 2校
中学校 42校 4校
高等学校 16校 8校
大学・短大 1校 9校

 

3-2、待機児童数(2019年4月現在)

 

待機児童数(国基準) 58人

 

堺市の2019年10月現在の待機児童数は58人で、前年から3人減少しました。ここ数年増加傾向にありますが、利用申込者数が急増する中で、待機児童数の増加は比較的抑えられていると見てよいでしょう。また、エリア別に見ると、西区、南区の1~2歳児に集中しているので、このエリアで購入を検討している方は少し注意したほうがいいかも知れません。

 

 

4、堺市の不動産市場と住宅購入について

 

堺市は大阪市と隣接する、7区からなる政令指定都市です。市内にはJR線、大阪メトロ、南海線、泉北高速線が乗り入れており、大阪の中心部と結ばれています。また堺区~西区には、南海本線と並行して路面電車(阪堺線)も運行しており、市民の足として利用されていますが、乗降数は減少傾向にあるようです。

出典:堺市ホームページ

 

堺市は、大阪府で人口第2位の都市ですが、居住人口に対する昼間人口が少ない、典型的なベッドタウンです。居住者の多くは大阪市内への通勤を前提としているため、アクセスのよい北部エリア(北区・堺区)の人気が高く、近年価格が上昇しています。一方、大阪市内から遠い南区や鉄道路線のない美原区は価格水準が低く、わずかながら下落傾向にあります。

このような状況を踏まえ、堺市での不動産購入は、まずどのエリア・沿線を選ぶかということがポイントになるでしょう。人気の高い北部エリアでは、大阪メトロ御堂筋線と南海高野線が乗り入れる「中百舌鳥(なかもず)駅」と、JR阪和線と南海高野線が乗り入れる「三国ヶ丘駅」が、物件探しの中心になります。中百舌鳥駅は、大阪でもっとも乗降客数の多い地下鉄路線である御堂筋線の始発駅で、「新大阪」「梅田」「淀屋橋」「心斎橋」「難波」「天王寺」など、大阪の主要駅にダイレクトアクセスできます。所要時間は中百舌鳥駅から難波駅まで約25分、梅田駅までは約35分です。三国ヶ丘駅は、快速停車駅で天王寺駅まで約10分、大阪駅まで約30分でアクセスできます。また、教育水準の高いエリアとしても知られ、三国丘高校、泉陽高校などは市内屈指の進学校です。 両沿線とも、駅周辺にはダイエー、ライフ、イズミヤなどのスーパーが点在しており、日常の買い物に困ることはありませんし、1~2駅移動すればイオンなどのショッピングモールもあります。何より利便性を重視したい方は、まずこの2駅を中心とした北部エリアから物件探しを始めてみるのがよいと思います。

利便性はある程度重視しつつ、自然環境や広さも大事にしたいという方は、西区、東区、南区を中心に物件探しを進めてみるとよいと思います。西区ならJR阪和線の鳳駅、南海本線の諏訪ノ森駅と浜寺公園駅周辺に良好な住宅地が形成されています。東区なら南海高野線の北野田駅が中心となります。北部エリアほど都会ではなく、周辺には大きな公園など自然も残っており子育てファミリーにはおすすめです。

最後に、利便性にはあまりこだわらず、区画整理された街並みで一戸建を購入したいという方は、南区をメインに探してみてはいかがでしょうか。中心となるのは泉北高速線の泉ケ丘駅です。価格もリーズナブルで新築物件の供給も多いエリアなので、ゆったりした一戸建にこだわりたい方、車での移動がメインの方にはおすすめです。

 

大阪市内へのアクセスもよく、生活利便性も高い堺市。物件の供給も多く、マンションも一戸建も、新築・中古含め、多くの選択肢のある街です。ぜひ一度地域の不動産会社を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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