
四街道市は千葉県の北部、千葉市から約8キロ、都心から約40キロに位置する街です。かつては軍都として栄えましたが、戦後はファミリー世帯が多く暮らすベッドタウンとして発展していきました。東京駅まで約55分、千葉駅まで約10分と交通アクセスもよく、とても暮らしやすい街ですが価格はリーズナブル。子育て世代の流入が続いています。
目次
1. 四街道市の交通アクセス
1-1. 四街道市の鉄道路線とアクセス
四街道市の主な鉄道路線は、JR総武本線です。四街道駅からは、快速利用で東京駅まで約55分、品川駅まで約65分です。また、成田方面へ直通する列車もあり、成田空港まで約30分でアクセスできます。
1-2. 高速道路、車でのアクセス
四街道市の主要幹線道路は国道51号線で、千葉市街や成田方面にアクセスが可能です。 高速道路は東関東自動車道の四街道インターチェンジがあり、都内や成田空港方面にアクセスできます。
2. 四街道市の不動産情報
2-1. 土地の価格は、㎡あたり約6~8万円と非常にリーズナブル
土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。四街道市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり5~7万円で、最近10年間では、ほぼ横ばいとなっています。
■公示地価、基準地価とは? 公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。 同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。 |
■四街道市全体の地価平均(㎡あたり)
| 公示地価(2026年) | 79,330円 |
| 基準地価(2026年) | 67,109円 |
■公示・基準地価の推移(平均/㎡)
出典:基準地価(2026年)、公示地価(2026年)より作成
■千葉県四街道市の公示地価(2026年)・基準地価(2026年)
マップでご覧いただけるように、中心駅であるJR総武本線 四街道駅の周辺では7~10万円台/㎡くらい、少し離れた住宅地で5~7万円/㎡、隣駅の物井駅周辺や、最近開発された住宅地では4万円台/㎡の地点も見られます。いずれにしても、地価は非常にリーズナブルで、土地を買って注文住宅という選択肢も十分可能です。
2-2. 四街道市で販売中の不動産価格相場。新築戸建が3,000万円台前半から検討可能
四街道市では新築マンションがほとんど供給されていないため、マンションは中古を中心に探すことになります。
(1)中古マンション
中古マンションは、築15~25年で平均3,725万円(42.5万円/㎡)、築25年超で平均1,626万円(23.5万円/㎡)前後が相場です。なお、調査時点で築15年以内の物件の流通はありませんでした。
(2)一戸建
一戸建については、新築で3,369万円、中古は築15年以内で平均3,079万円、築15~25年で2,516万円、築25年超で1,777万円となっています。
(3)土地
最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均10.7万円/㎡、徒歩20分以内なら10.4万円/㎡、徒歩20分超で6.5万円/㎡となっています。
※REINS(不動産流通標準情報システム) のデータをもとにグラフ化
2-3. 新設住宅着工戸数は約670戸。注文住宅と分譲住宅がバランスよく供給
国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。四街道市で2025年中に着工した住宅は669戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が34%、貸家(賃貸住宅)が35%、分譲住宅が31%と、非常にバランスよく供給されています。分譲住宅はすべて一戸建で、マンションの供給は2021年以来ゼロとなっています。
■四街道市の新設住宅着工戸数(2025年)
| 持ち家 | 229戸 |
| 貸家 | 234戸 |
| 給与住宅 | 1戸 |
| 分譲住宅 | 205戸 |
| 計 | 669戸 |
2-4. 四街道市の住宅着工戸数は10年でマイナス19%
四街道市の住宅着工数は最近10年間でマイナス19%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス27%、分譲住宅がマイナス26%、賃貸住宅がプラス1%と、注文住宅と分譲住宅が減少しています。ただし、2025年の着工数は前年比で約30%増加していますので、この傾向が続くのかどうかが注目されます。
出典:国土交通省 住宅着工統計より作成
3. 四街道市は待機児童ゼロを達成。都内への通学も十分可能
四街道市には、12校の公立小学校、5校の公立中学校、2校の公立高校、2校の私立高校があります。また市内には愛国学園大学がありますが、千葉市中心部や都内へも通学可能です。未就学児については、幼稚園・保育園・認定こども園等あわせて40を超える施設があります。
3-1. 幼稚園・保育園・学校の数
| 公立 | 私立 | |
| 幼稚園・保育園・認定こども園等 | 3施設 | 40施設 |
| 小学校 | 12校 | 0校 |
| 中学校 | 5校 | 0校 |
| 高等学校 | 2校 | 2校 |
| 大学・短大 | 0校 | 1校 |
3-2. 待機児童数(2026年4月現在)
| 待機児童数(国基準) | 0人 |
四街道市は2022年4月現在、待機児童ゼロを達成しています(2年連続)。
3-3. 出産・子育て支援
四街道市では、高校の在学期間に相当する年齢まで医療費を助成する「こども医療費助成」、就労要件を問わず、対象年齢の子どもが月の利用枠内で保育施設を利用できる「こども誰でも通園制度」などの子育て支援制度があります。
また市独自の制度として、英語検定受験料の助成や、小学1年生から英語教育なども実施されています。
さらに、三世代で同居・近居をする方を対象に、最大100万円の住宅取得(住宅の新築・購入)補助を行なう制度や、新婚世帯を対象に、新居の購入費やリフォーム費用の一部を最大60万円補助する制度もあり、若者世帯、子育て世帯の移住・定住に力を入れている市でもあります。
(参考)四街道市 暮らしの支援
3-4. 子どもと楽しめるレジャースポット
四街道市には、市内最大の総合公園「四街道総合公園」をはじめ、木登りや泥遊びも楽しめる「四街道プレーパークどんぐりの森」や、全長31.4mの大きなローラー式滑り台がある「美しが丘近隣公園」などの大型公園があります。
・四街道プレーパークどんぐりの森

4. 四街道市では、河川の近くの浸水リスクに注意
住まいを購入する上で必ず確認しておきたいのが災害リスクです。四街道市のハザードマップ等を確認してみましょう。
4-1. 浸水・土砂災害などのリスク(ハザードマップ情報)
浸水リスクとしては、物井駅の周辺エリア、鹿島川や上手繰川の流域などに浸水想定区域が指定されています。ただし、2026年の豪雨では、浸水想定区域外でも冠水などの被害が発生したため、過去の浸水履歴や現地の地形などを慎重に確認するようにしましょう。
4-2. 地震リスク
市の防災ハザードマップによれば、四街道市の直下を震源とするM6.9の地震が発生した場合、市のほぼ全域で震度6強の揺れが発生すると想定されています。
5. 四街道市の人口は5%増、世帯数は15%増
四街道市の人口は、約9.6万人、世帯数は約4.5万世帯です。最近10年間で、人口は約5%増、世帯数は15%増となっています。また、2025年中の転入・転出では、転入者数が約450人上回っています。
5-1. 人口・世帯数(2026年1月1日 現在)
| 転入者数 | 3,729人 |
| 転出者数 | 転出者数 |
5-2.人口・世帯数の推移
5-3.転入・転出(2025年中)
| 転入者数 | 3,729人 |
| 転出者数 | 3,279人 |
6. 千葉県四街道市の住まい探しは、エリアを3つに分けて検討してみよう
四街道市は、千葉県の北部に位置する街で、千葉市、佐倉市に隣接し、都心40キロ 圏内にあります。市域は東西 7km、南北 9kmとコンパクトな街でありながら、都心まで1時間圏内のベッドタウンとして発展しており、2025年の年少者(0~14歳)の転入超過数は千葉県内で10位と、子育て世代に人気の街なのです。
■千葉県の年少者(0~14歳)の転入超過数
| 市区町村 | 転入超過数(人) |
|---|---|
| 柏市 | 433 |
| 印西市 | 255 |
| 船橋市 | 244 |
| 千葉市美浜区 | 236 |
| 八千代市 | 175 |
| 佐倉市 | 167 |
| 我孫子市 | 166 |
| 野田市 | 159 |
| 流山市 | 153 |
| 四街道市 | 116 |
市内には、JR総武本線(成田線)が乗り入れており、四街道駅と物井駅の2つの駅があります。四街道駅からは東京駅まで快速で約55分、千葉駅まで約10分と、都内にも千葉市内にも通勤しやすく、成田線を使えば成田空港にも約30分でアクセスできます。また、市内には東関東自動車道の四街道ICがあり、千葉県の主要道である国道51号線、16号線も近いため、車での移動にも便利です。
四街道駅には駅直結のショッピングモールなどはありませんが、駅から少し離れた場所に、イトーヨーカドー、ヤックス、ヤオコー、業務スーパー、物井駅周辺にも、もねの里モールなどがあり、ロードサイドにはMEGAドンキ、ヤマダデンキ、DCMやコメリなどの量販店やホームセンター、ドラッグストアも多くありますので、日常の買い物に困ることはないでしょう。
■イトーヨーカドー四街道店

そんな四街道市での住まい探しは、エリアを3つに分けて検討してみてはいかがでしょうか。
1つ目は四街道駅周辺の古くからの市街地です。JR線の北側~県道66号線までのエリアは、古くからある市街地で、大型スーパーやロードサイドの店舗も多く利便性の高いエリアです。駅の近くにはマンションも流通していますので、都内への通勤がメインで利便性を優先したい方や、車を持たない方は、このエリアを中心に物件探しを進めてみるとよいでしょう。
2つ目は、平成初期~中期に開発された住宅地です。四街道駅の南側には「美しが丘」や「めいわ」といった、一戸建を中心とした閑静な住宅地が形成されています。区画整理によって生まれた住宅地なので、道路や公園なども整備されており、住環境のとてもよいエリアです。駅から離れた場所でもバス便が整備されていますが、駅近と比べて店舗の数は少なくなるので、車がないとやや不便です。電車で都心や千葉市内に通勤しつつも、敷地の広さや環境重視の方は、このエリアを検討してみるとよいと思います。
そして3つ目は、平成後期から開発が進んでいるエリアです。四街道駅の東側に位置する「鹿渡地区」や物井駅の周辺では、現在でも区画整理による宅地開発が進められており、宅地や建売住宅の供給が見込まれます。新しいエリアだけに店舗などは少ないですが、道路やインフラはしっかりと整備され価格はリーズナブルです。新築をリーズナブルに購入したい方や、車での移動がメインの方はこちらを検討してみるのもよいでしょう。
都心まで1時間圏内でありながら、自然豊かで子育て環境のよい四街道市。価格もリーズナブルで、新築一戸建が3,000万円台前半から検討可能です。補助金などの活用を含め、検討してみてはいかがでしょうか。










