
富士見市は埼玉県の南西部、さいたま市中心部まで約10km、東京都心まで約30kmに位置する市です。東武東上線のTJライナーを使えば池袋まで約25分。ららぽーと富士見など大型ショッピングモールもあり、人口・世帯数ともに増加している街です。
目次
1.富士見市の交通アクセス
1-1.富士見市の鉄道路線とアクセス
富士見市の主な鉄道路線は、東武東上線です。ふじみ野駅から池袋駅まで急行で約30分、東京メトロ有楽町線・副都心線にも直通運転しており、新宿三丁目まで約50分、渋谷まで約60分でアクセスが可能です。
1-2.高速道路、車でのアクセス
富士見市の主要幹線道路は、国道254号(川越街道・富士見川越バイパス)、志木街道、県道266号などです。
市内に高速道路のインターチェンジはなく、近隣の三芳スマートIC(ETC専用)や、所沢ICから関越自動車道を利用できます。三芳スマートICは上下線とも出入りでき、東京都心方面をはじめ、群馬・新潟方面への車での移動にも便利です。
2.埼玉県富士見市の不動産情報
2-1.土地の価格は、㎡あたり約25~28万円。緩やかな上昇傾向が続く
土地の価格(地価)については、毎年1月1日を基準とした「公示地価」と7月1日を基準とした「基準地価」が発表されています。
富士見市における公示地価と基準地価の平均は以下の通りです。直近の平均地価としては、㎡あたり25~28万円台となっています。直近10年間は、コロナ禍で一時的な下落はあったものの、緩やかな上昇傾向が続いており、10年間で約21%の上昇となっています。(公示地価ベース)
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■公示地価、基準地価とは? 公示地価とは、地価公示法に基づき、国(国土交通省)が、毎年1月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。基準地価とは、国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を判定して、1㎡あたりの単価として公表するものです。同年の価格を比較した場合、公示地価よりも基準地価の方が半年遅れで公表されるため、より直近の取引価格を反映していると見ることができます。なお公示地価、基準地価はともに一般の土地の取引価格の指標等として使われていますが、あくまで指標であり、実際の取引価格とは異なりますのでご注意ください。 |
富士見市全体の地価平均(㎡あたり)
| 公示地価(2026年) | 258,661円 |
| 基準地価(2025年) | 286,476円 |
公示・基準地価の推移(平均/㎡)

出典:基準地価(2025年)、公示地価(2026年)より作成
■埼玉県富士見市の公示地価(2026年)・基準地価(2025年)
マップでご覧いただけるように、市内には東武東上線の3つの駅(みずほ台駅・鶴瀬駅・ふじみ野駅)があり、駅から近い住宅地で20~25万円/㎡前後、少し離れると10万円/㎡台の後半、国道254号線の外側では10万円/㎡を切るエリアも見られます。
2-2.富士見市で販売中の不動産価格相場。新築戸建が3,000万円台後半から検討可能
富士見市の新築マンションは4,000~5,000万円台が中心で、㎡単価は70~80万円前後が中心となっています。
(1)中古マンション
中古マンションは、築15年以内で平均3,871万円(58.1万円/㎡)、築15~25年で平均3,300万円(44.4万円/㎡)、築25年超で平均1,907万円(27.4万円/㎡)前後が相場です。

(2)一戸建
一戸建については、新築で3,901万円、中古は築15年以内で平均3,591万円、築15~25年で3,483万円、築25年超は1,246万円となっています。

(3)土地
最後に土地の相場については、最寄駅から徒歩10分以内で平均24.0万円/㎡、徒歩20分以内なら19.1万円/㎡、徒歩20分超で9.9万円/㎡となっています。

※REINS(不動産流通標準情報システム) のデータをもとにグラフ化
2-3. 新設住宅着工戸数は約880戸。分譲住宅が約4割を占める
国土交通省が発表している新設住宅着工戸数について見てみましょう。富士見市で2025年中に着工した住宅は881戸でした。内訳としては、持ち家(注文住宅)が19%、貸家(賃貸住宅)が40%、分譲住宅が41%と、分譲住宅と賃貸住宅で全体の約8割を占めます。分譲住宅の内訳としては、一戸建が279戸(78%)、マンションが80戸(22%)と、一戸建がメインのエリアですが、新築マンションも年に数十戸程度は供給されています。
■富士見市の新設住宅着工戸数(2025年)
| 持ち家 | 172戸 |
| 貸家 | 349戸 |
| 給与住宅 | 1戸 |
| 分譲住宅 | 359戸 |
| 計 | 881戸 |

2-4. 富士見市の住宅着工戸数は10年でプラス8%
富士見市の住宅着工数は最近10年間でプラス8%となっています。内訳としては、注文住宅がマイナス14%、分譲住宅がプラス55%、賃貸住宅がマイナス8%と、注文住宅が減少し、分譲住宅が大きく伸びています。
富士見市の新設着工戸数

出典:国土交通省 住宅着工統計より作成
3.富士見市の待機児童は15人。市内に大学はないが、都内への通学も十分可能
富士見市には、11校の公立小学校、6校の公立中学校、1校の公立高校があります。市内に大学はありませんが、埼玉県内や都内への通学も十分可能です。未就学児については、幼稚園・保育園・認定こども園等あわせて45施設があります。
3-1.幼稚園・保育園・学校の数
| 公立 | 私立 | |
| 幼稚園・保育園・認定こども園等 | 6施設 | 39施設 |
| 小学校 | 11校 | 0校 |
| 中学校 | 6校 | 0校 |
| 高等学校 | 1校 | 0校 |
| 大学・短大 | 0校 | 0校 |
3-2. 待機児童数(2022年4月現在)
| 待機児童数(国基準) | 15人 |
富士見市の2025年4月現在の待機児童数は15名で、前年の8人から7人増加しています。
年齢別に見ると、1歳児が8人、2歳、3歳児がそれぞれ3人、4歳児が1人となっており、比較的小さな子どもの待機が多いようです。
3-3. 出産・子育て支援
富士見市では、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援に取り組んでおり、「妊婦支援給付金(1回目5万円、2回目は胎児1人につき5万円)」、「こども医療費助成(18歳年度末まで)」等の制度があります。
また、教育面でも、ロボット作りやプログラミングなど、ものづくりを通じて学習する「STEM教育」、市内の小・中学校でのICTを活用した学習活動のほか、小学校5年生の希望者を対象とした「イングリッシュ・サマー・キャンプ」など外国語教育にも力を入れています。
3-4. 子どもと楽しめるレジャースポット
「ららぽーと富士見」は、ファッション、グルメ、映画館など合わせて約290店舗が入る大型ショッピングモールです。
「水子貝塚公園」は、この場所で発見された、縄文時代の貝塚やムラを復元した史跡公園です。当時の竪穴式住居での生活の様子が、縄文人の家族とともに再現されているなど、子どもの好奇心を刺激する公園です。
「びん沼自然公園」は、広さ約5.7万㎡の自然公園で、展望台や複合遊具などが整備され、キャンプ、バーベキュー、パークゴルフなども楽しむことができます。

4.富士見市では、河川の近くの浸水リスクに注意
住まいを購入する上で必ず確認しておきたいのが災害リスクです。富士見市のハザードマップ等を確認してみましょう。
4-1. 浸水・土砂災害などのリスク(ハザードマップ情報)
富士見市は、西部に武蔵野台地・大宮台地、東部に荒川低地が広がり、おおむね東武東上線の沿線付近を境に地形が異なります。市の洪水ハザードマップでは、駅西側などの台地部は浸水想定区域が比較的少ない一方、東部の低地には広い範囲で浸水が想定されています。特に、ららぽーと富士見周辺から荒川側にかけては、想定される浸水深や避難場所を、物件ごとにハザードマップで確認しておくことが大切です。
4-2. 地震リスク
地震リスクについては、市の防災ガイドブックで「揺れやすさ」「建物倒壊危険度」「液状化可能性」が示されています。台地・低地という区分だけで一律に判断せず、検討する場所ごとに各マップを確認しましょう。
(参考)富士見市防災ガイドブック
5.富士見市の人口は3%増、世帯数は14%増
富士見市の人口は、約11万人、世帯数は約5万7,000世帯です。最近10年間で、人口は約3%増、世帯数は14%増となっています。また、2025年中の転入・転出では、転入者数が約570人上回っています。
5-1. 人口・世帯数(2025年12月31日 現在)
| 人口 | 113,728人 |
| 世帯数 | 56,835世帯 |
5-2.人口・世帯数の推移

5-3.転入・転出(2025年中)
| 転入者数 | 6,357人 |
| 転出者数 | 5,786人 |
※出典:2025年 住民基本台帳人口移動報告(総務省)
6. 埼玉県富士見市の住まい探しは、雰囲気の異なる3つの駅、どこを選ぶかがポイント
富士見市は、都心から約30km、埼玉県の南西部に位置する市で、さいたま市、川越市、ふじみ野市などと接しています。
市街地は東武東上線の通る市の南西部に集中しており、北東部は、荒川と新河岸川が流れ、水田が広がる低地となっています。
富士見市には3つの駅があり、中心駅の鶴瀬駅からは池袋まで約30分、東京メトロ副都心線との直通運転により、渋谷駅まで約60分で行くことができます。また副都心線から東急東横線直通の列車を利用すれば、横浜や元町・中華街方面へ乗り換えなしでアクセスすることも可能です。
そして、富士見市の暮らしとイメージを大きく変えるきっかけになったのが、2015年にオープンした「ららぽーと富士見」で、約290店舗のテナント、スーパー、映画館などがあり、市外からも多くの人が訪れる富士見市の顔となっています。
ららぽーと富士見以外にも、トナリエふじみ野、ふじみ野ナーレなどの商業施設、東武ストア、ベルク、ヤオコーなど地域のスーパーや昔ながらの商店街なども数多くあり、ほとんどの買い物は市内で済ませることができます。
■ららぽーと富士見

出典:Wikipedia
都心部まで直通で30分~1時間というアクセスの良さと、買い物などの利便性の高さが、子育てファミリーが富士見市に住む大きな魅力となっています。
そんな富士見市での住まい探しは、東武東上線の3駅からどのエリアを選ぶかがポイントになります。
3駅の中で、もっとも歴史が古い鶴瀬駅は富士見市の中心駅で、市役所などの行政機関やららぽーと富士見への最寄り駅でもあります。1914(大正3)年に開業した歴史ある駅だけに、周辺には成熟した住宅街が形成されており、駅近にはマンション、少し離れると一戸建を中心とした街並みが広がっています。また、鶴瀬駅東口エリアでは、現在大規模な再開発がおこなわれており、駅前広場から、ららぽーと富士見に至る広々とした駅前通りの整備、および周辺の区画整理が終わりつつあります。市の都市計画によれば、ららぽーと富士見周辺エリアは、行政機関、公園、商業施設、医療機関などの集まる「シティゾーン」と位置づけられており、鶴瀬駅東口につながるエリアで今後の発展が期待されます。
鶴瀬駅から1つ池袋寄り、1977(昭和52)年開業のみずほ台駅は、マンションや団地が多い住宅地で、大型商業施設がないため華やかさには欠けますが、静かで落ち着いた雰囲気の街です。駅周辺には中古マンションが多く流通しており、3駅の中ではもっとも相場が安いので、マンションをお探しの方や予算を抑えたい方は、みずほ台エリアを中心に物件探しを進めてみるとよいかもしれません。
3駅の中でもっとも新しいふじみ野駅は1993(平成5)年開業で、市内で唯一の急行停車駅です。また、東上線の座席指定列車「TJライナー」の停車駅で、池袋駅までノンストップで約25分。平日の朝は座って通勤できるのも大きな魅力です。
駅前にはタワーマンションやトナリエふじみ野などのショッピングモールも充実し、若い子育てファミリーに人気のエリアです。駅周辺には比較的新しいマンションや住宅地も多く、隣接する上福岡駅(ふじみ野市)に至るエリアには広大な住宅地が形成されています。
大正、昭和、平成それぞれ開業時期が異なる3つの駅。どれを選ぶかで街並みや雰囲気も大きく変わってきます。ぜひ現地を訪れて、ご自身の目で比較し、物件探しを進めてみてはいかがでしょうか。










